北欧神話の原典とスカンジナヴィア伝承

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北欧神話とルーン文字には非常に深い関わりがあり、北欧神話を理解することはルーンの理解にもつながります。

北欧神話にはそのもととなる原典があります。本ページではそれら北欧神話の原典とスカンジナヴィアに伝わる伝承について触れています。

北欧神話の原典とスカンジナヴィア伝承

北欧神話の原典は、エッダと呼ばれる、口承で伝えられていた伝説をまとめた書物です。そもそも北欧神話は、スカンジナヴィアに伝わっていた伝承が発展したものだと言われています。

ルーン文字の起源は、北欧神話にあります。これは実際の起源ではなく、あくまで伝承の起源です。それは北欧神話の原典であるエッダという事になります。

さらに北欧神話は、スカンジナヴィアの伝承に基づくものと言われています。これらを少し探っていきましょう。

スカンジナヴィア伝承

スカンジナヴィア伝承は、北欧神話の原型ともいわれています。北欧神話に登場する神も登場するため、ほぼ同一世界と考えても良いでしょう。スカンジナヴィア伝承の世界観を広げたものが、北欧神話と言っても差し支えありません。

例えば北欧神話と若干異なる点は、北欧神話が世界を9つとしているのに対し、スカンジナヴィアは3つとしています。しかし北欧神話でも、ざっくり分けると3つの世界なので、大きな差はありません。

北欧神話の原典

北欧神話の原典は「エッダ」と呼ばれる書物です。「エッダ」には2種類あり、「古エッダ」と「新エッダ」に分けられます。

古エッダは、編纂者は不明です。9世紀から13世紀にかけて作られたと考えられています。最新の研究では「新エッダ」よりも新しいのではないか、とも言われています。

新エッダが「散文のエッダ」と呼ばれるのに対し、古エッダは「詩のエッダ」「韻文のエッダ」「歌謡エッダ」と呼ばれます。

内容に関しては古ノルド語で書かれた詩集、北欧神話や北欧の伝説的英雄について書かれているものがほとんどです。

新エッダは作者がはっきりしており、アイスランド人学者スノッリ・ストゥルルソンです。古エッダが発見される前に残されたものであり、実質北欧神話の原典は、こちらの新エッダといえるでしょう。

新エッダの功績は大きく、新エッダを読み解くことで、キリスト教が広まる以前の宗教や文化を知ることに繋がり、北欧神話の神々が、実際の歴史上の人物であるというところまでわかることになります。

ストゥルルソンが、口頭による伝承で消えかかっていた北欧神話を聞き取り、再編した内容となっているため、多くの伝承が残りました。

今日に伝えられている北欧神話のほとんどが、新エッダからもたらされたものであり、まさに北欧神話の原典と言えるでしょう。

当然ルーン文字に関する記述もあるため、ルーン占いをするにおいて、北欧神話世界の体系を学んでおくことには、非常に深い意味があります。ルーン占いを学ぼうと思う方にとって、北欧神話の知識を身につけて損はないでしょう。

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