北欧神話の世界の中心となる登場人物はアース・ヴァン・ヨトゥンの2神1巨人です。
彼らが喜怒哀楽しながらさまざまな物語を作り上げていく圧巻の世界観こそ北欧神話の醍醐味です。本ページではそれら3神と彼らの関係について解説しています。

北欧神話の世界にはアース・ヴァン・ヨトゥンの3種の神族が住んでいます。
アース神族とは
アース神族は北欧神話において、主役のような存在です。北欧神話の伝承では、彼らは喜怒哀楽の感情をもった登場人物として、さまざまな物語を繰り広げます。北欧神話の世界の九つの世界のうち、第一層にあるアースガルドが彼らの住む世界です。
ルーンの世界においては、ルーン文字として登場する主神オーディン、軍神ティール、などがアース神族です。一般的に知名度の高い神としては、オーディンの兄弟ロキなどがいます。
アース神族はヴァン神族やヨトゥンの巨人たちと度々争います。ヴァン神族とはのちに和解をします。巨人たちとは争いを重ねるたびに、オーディンやトール、ロキの活躍により難を逃れてきましたが、最後には世界終末戦争であるラグナロクが引き起こされ、巨人族とともに滅んでしまいます。
ヴァン神族とは
北欧神話で「光輝くもの」を意味し、豊穣と平和をつかさどる神がヴァン神族です。北欧神話の世界の第一層ヴァナヘイムが彼らの居住する世界です。アース神族とは一時期抗争状態にありました。
原因はヴァン神族がヘグルヴェイグという女をアースガルドに送ったことだとされています。彼女はセイズという魔法で、アース神族の女を悦ばせたこと、それに怒ったアースガルド神族が彼女を攻撃したことで争いが始まりました。
この抗争を終わらせるために、ヴァン神族がアースガルドに送った人質が、豊穣神フレイ、フレイヤであると言われています。ちなみにアースガルドからはヘーニルとミーミルという人質が送られています。
他には、虹の橋の番人ヘイムダルもヴァン神族の1人です。彼はルーン文字を人間に教えたことでも知られています。
ヨトゥン神族とは
ヨトゥンはアース神族、ヴァン神族とも存在を異にする巨人族です。基本的には争い合う立場であったものの、婚姻関係を結ぶものもいたなど、深い関係があったようです。彼らは人間の住むミズガルズと同じ、第二層のヨトゥンヘイムに住んでいました。そもそも北欧神話の世界では、世界は最初の巨人ユミルの体から作られているとされました。
ルーン占いでは、3番目の文字ソーンが巨人を表します。巨人族は神と婚姻関係を結ぶなど深い関係があったにもかかわらず、ラグナロクのような戦争になってしまいます。ここから、ルーン文字ソーンは危険や障害、あるいは自分を成長させる壁として現れるのでしょう。



